新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、オンラインレッスンの需要が高まってきています。音質重視のレッスン機材、4選です。
Contents
必要な機材を整理
まず、どんな機材が必要か整理していきましょう。
楽器のオンラインレッスンとなるとある程度の音質は確保したいところです。でも、マイクや機材というのは音質を求めたらキリがないので、予算との兼ね合いになります。今回は予算を抑えつつも、音質重視できるセッティングを段階別にご紹介します。
【価格重視!】マイク付きウェブカメラ
ELECOM ウェブカメラ
とりあえずカメラが欲しいという人はこれで十分です。モニターに挟んで設置するカメラが多いですが、使っているモニターに合わない場合も多いのです。これは置き型に対応しているので無難です。
Microsoft LIFECAM CINEMA H5D-00020
予算に余裕があるようであれば、オートフォーカス機能がついていると便利です。もちろんマイク内臓です。
ウェブカメラを選ぶ上で、画質はさほどこだわらなくてよいと思います。なぜなら、キャプチャーボードを中継して一眼レフや4Kビデオカメラをパソコンに繋げた方が良い画質が得られます。ただし、マイクは別途用意が必要になります。
【簡単接続!】USB接続マイクロフォン
音を聴かせるようなレッスンでは、ウェブカメラの内臓マイクだと音質がイマイチです。簡単に接続できるコンデンサーマイクを追加で用意すると音質が向上します。
RODE NT-USB
リーズナブルなマイクで定評のあるRODEのUSB接続マイクです。これにマイクスタンドがあれば、演奏系のオンラインレッスンもバッチリです!
【録音も可能!】初心者向けDAWセット
オンラインレッスンに限らず、DAWに流用できるものです。DAWとはDagital Audio Workstationの略で、DTMと同義語です。いわゆる「宅録」、パソコンで行うレコーディングのことです。セッティングは以下の通りです。
オーディオインターフェイス+コンデンサーマイク+ウェブカメラ
DAWの環境を整えればPCに音声を取り込むことができるので、SkypeやZoomにも対応できます。この場合、USB接続のマイクは使えないので、注意が必要です。
またDAWを扱うためには、高性能のパソコンが必要です。ゲーミングパソコンや、MacBookぐらいの性能があれば動作には問題ないかと思います。
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Steinberg UR22C Recording Pack
オーディオインターフェイスとコンデンサーマイク、ヘッドフォンがついたセット。レコーディングソフトCubaseのお試し版「Cubase AI」も付属しているので、これさえ買えばDAW環境が一通り整います。もっと安いセットもありますが、扱える周波数やビットレート(音質)が限られるものが多いので、慣れてくるとすぐに買い替えたくなってしまいます。このセットとウェブカメラを購入すれば、よい音質でレッスンを受けられます。
Steinbergはドイツのレコーディング機器メーカーです。日本での代理店はYAMAHAになっていますので、安心して使えるメーカーです。もしレッスンを受ける上でヘッドフォンが嫌であれば、スピーカーから音を出すようにしましょう。オーディオインターフェイスがあれば、大抵のスピーカーは接続させて使うことができます。